私たちのこだわり

トレイの上でエビを切るシェフの手元。

えび愛

美味しいお菓子の追求

桂新堂の定番商品のひとつである「炙り焼き」。
嚙めば嚙むほど、えびの旨みが口いっぱいに広がる、濃厚なえびの旨みをぎゅっと凝縮したえびせんべいです。
私たちは2021年に「赤えび炙り焼き」の大幅な改良を行い、それ以降も現状に満足することなく、更なる美味しさを追い求めてきました。
お客様に感動していただけるえびせんべいを目指し、これからも素材選びから製法の工夫、香りや食感などの細部にこだわり美味しいへの挑戦を続けていきます。

炙り焼き改良の歴史

  • 2021

    えびせんべいはまだ進化できる。

    日本語の文字があるえび製品の広告で、えびせんべいの画像が描かれています。

    新しい製法を発見し、原料もゼロから見直すことで、味わい・香り・食感全てが、それまでとは一線を画すおいしさに。

    日本語の文字があるえび製品の広告で、えびせんべいの画像が描かれています。
  • 2022

    最香傑作、誕生。

    グリルで焼かれたえびせんべいと日本語の文字があるえびせんべいの画像です。

    前回の改良から、さらに香りが進化。噛みしめるほどに、えびの香ばしさが染み出て、鼻や口に広がります。えび好きにはたまらない、まさに“最香傑作”です。

    グリルで焼かれたえびせんべいと日本語の文字があるえびせんべいの画像です。
  • 2023

    また、社長のえびせんべい愛が暴走
    してしまった。

    えびせんべいの上に日本語の文字が見える画像。

    えびの旨みの凝縮感を保ったまま口当たり良く、サクサクとした食感を実現しました。表面の赤みも増して、より食欲をそそる見た目に改良しました。

    えびせんべいの上に日本語の文字が見える画像。
  • 2024

    えびせんべい愛は、止まらない。

    えびせんべいの上に日本語の文字が見える画像。

    えびよりもえびらしく、噛むほどに染み出るえびの塩焼きのような香ばしさを実現しました。

    えびせんべいの上に日本語の文字が見える画像。
  • 2025

    開封3秒で、もう虜(とりこ)。

    えびせんべいの上に日本語の文字が見える画像。

    袋を開けた瞬間、鼻孔をくすぐるえびの香ばしさ。えび特有の雑味を抑える製法で、えびの旨みが引き立ちました。
    開封3秒であなたもきっと虜になる、えびをたっぷり感じる一枚です。

    えびせんべいの上に日本語の文字が見える画像。

えび愛

素材の追求

海の夜景に漁船が浮かび、星空が広がる情景を表現しています。

日本で消費されるえびのうち、国産はわずか5%ほどしかありません。
そんな中、桂新堂では主に国産のえびを使用することにこだわっています。
車えび・甘えび・ぼたんえび・芝えびといった国産の高級食材に着目しお菓子の原料に使用したのは桂新堂が初めてでした。

桂新堂が大切にしているのは、“鮮度”と“素材本来の味わい”です。
だからこそ、なるべく“活きたえび”を使いたいと考えています。
そんな強い想いから、かつて一つの決断が生まれました。

かつて国内では甘えびの水揚げ量のおよそ7割を占めていた北海道。
この甘えびを、空輸で愛知県にある工場へ運んでいましたが、甘えびは活きたまま輸送することが難しく、鮮度が落ちてしまいます。
それでは、理想とするお菓子はつくれません。
しかし、妥協はしたくないという思いもありました。

「もう、北海道に工場をつくるしかないですね」
ある会議でそんな冗談交じりの声が上がったとき、当時の社長は即座に応じました。

「じゃあ、つくろうか」
それが北海道での工場新設の出発点となりました。

建物は明るい茶色で、周囲の環境に溶け込んでいます。

漁港に近く、冬季の物流にも対応でき、さらに工場スタッフを現地採用しやすい環境。
そのすべての条件を満たしていたのが、北海道・余市でした。

「活きた甘えびを初めて目にし、口にしたときの感動は、今でも鮮明に覚えています。」
かつて工場新設の中心に立った社員は、当時をそう振り返ります。

「活きている甘えびは赤くなく透明で、甘さよりもコリコリとした食感が際立っていました。これをそのままおせんべいにしたら絶対に美味しくなる。そう確信しました。」

2009年、会社の総力を挙げて取り組んだ結果わずか1年で「北海道甘えび工場」は稼働を開始しました。
“美味しいお菓子をつくるためには、新しい工場だってつくる”——。
その覚悟が、形となった瞬間でした。

現在では、販売研修の一環として、この北海道甘えび工場を訪れることが必須となっています。
実際に素材と向き合い、その鮮度や香り、味わいを体感することで、桂新堂のこだわりを、自分自身の言葉で伝えられるようになってほしいと考えているからです。

美味しさのために出来ることは全て挑戦する。
それこそが、私たち桂新堂のお菓子づくりの原点です。

えび愛

新しいお菓子への挑戦

皿に盛られた4匹の姿焼きの画像です。

桂新堂が大切にしてきたのは、えびせんべいという枠にとらわれず、美味しさの可能性を切り拓く姿勢です。

食材の魅力をどう活かすか。
四季や文化をどうかたちにするか。
私たちは、常に“これまでにないお菓子”を探求してきました。

高級食材の車えびをあえて用いた「姿焼き」は、えびせんべいの常識を覆しました。
桜や花火、紅葉、雪景色など、四季折々の情景を映すお菓子づくりも、業界では前例のない挑戦でした。

お客様の暮らしや贈り物のかたちが変わる中で、日常のちょっとした気持ちを届ける「かわいい和」、ご自宅で気軽に楽しめる「味わう和」など、時代に寄り添う新たな提案も広がっています。

お菓子を通じて、驚きや会話、笑顔が生まれる体験を届けたい。
そしてこれからも、伝統に遊び心を添えながら、誰も見たことのない“次の美味しさ”へと挑戦し続けていきます。

積み重ねた技術とアイデアで、新しい美味しさをかたちに

  • 黒い背景に映えるピンク色のエビの写真です。

    姿焼き

    えびの姿をそのまま焼き上げた、桂新堂を代表する海老菓子。見たことのないお菓子をつくりたいという想いから生まれました。

  • 花が添えられた三つの皿に様々な料理が盛り付けられたシーンを示しています。

    季節や歳時記のお菓子

    約30年前、あられ・せんべい店では通年で同じ味が並ぶのが常識だった中で、「お客様が来店されるたびに違うお菓子を並べたい」「和菓子のように日本の文化である季節感や歳時記をえびせんべいで表現したい」との想いから生まれました。

  • クッキーと紅茶のカップが載った木製トレイの写真です。

    かわいい和

    形式的な贈り物ではなく、日常のちょっとした気持ちを届けるお菓子として開発。若い女性にも親しんでもらえるよう、かわいらしいキャラクターをあしらいました。

  • 木製のカッティングボードに並べられたチーズとクラッカーのプレート。

    味わう和

    贈答用だけでなく、ご自宅用としても楽しんでいただけるよう、チーズやショコラなどを使った新しいえびせんべいを展開。これまでにない味の可能性を広げています。

えび愛

一期一会のおもてなし

和服を着た女性が展示ケースの前でポーズをとっています。

「一生に一度だけの出会い」を意味する「一期一会」。
今、お客様と出会っている瞬間は、その時だけのことで二度と同じ時間を共有することはできない。という教えです。
桂新堂では「接客」という言葉は使わず「おもてなし」という言葉を使い、今の出会いを大切にお客様の「ありがとう」と「笑顔」を最優先に行動しています。

お客様により用途はさまざまですが、私たちの品物は贈り物としてご利用いただくことが多くあります。
贈り物には、お客様の大切な節目に華を添えるという特別な役割があります。
季節のご挨拶やお祝いごと、ご結婚のご挨拶など一人ひとり目的は異なりますが、どれもかけがえのない出来事ばかりです。
お客様の用途や背景をお伺いし、その想いにふさわしい品物を一緒に選ぶことが、桂新堂の“おもてなし”です。

そして、お客様との関係は一度きりではありません。
「あなたから買いたい」「あなたに会いたい」と思っていただけるような、つながりを築くことが桂新堂のおもてなしの本質であり、私たちの誇りです。

おもてなしの力を磨く仕組みや制度も充実

  • 和服を着た女性が展示ケースの前でポーズをとっています。

    カウンセリング販売

    カウンセリング販売とは、お客様の想いやご用途を丁寧にお伺いし、その内容に基づいて最適な商品をご提案する販売手法です。
    桂新堂ではカウンセリング販売を行い、お客様に寄り添ったご提案を通じて、「あなたから買いたい」と思っていただけるようなつながりをつくることを目指し、日々おもてなしの力を磨いています。

  • 金色のエンブレムが付いたマルーンのヘッドスカーフを着用した女性の写真です。

    ベストエビニスト賞

    特に優れた接客で、全員のお手本となる販売員は「ベストエビニスト」に選出されます。
    選ばれた証として、金色のえびマークが刺繍された特別な三角巾が贈られるほか、毎月の給与に特別手当が加算される、誇りある社内表彰制度です。

  • ハートと日本語の文字が書かれた2枚のカードが見えます。

    ありがとうカード

    お客様からいただいた「ありがとう」や、仲間同士で交わす「ありがとう」の気持ちを形に残すため、メッセージカードを書いて社内で共有しています。
    お客様からいただいた「ありがとう」の中で特に印象深いものを選び、そのお言葉をいただいた販売員を表彰しています。