
さらなる“美味しさ”を、追い求める。
その積み重ねが、お客様の「美味しい」につながると信じて。
略歴
2020年新卒入社。
管理栄養学科出身。
学生時代から食品開発への関心が強く、「美味しいものを多くの人に届けたい」という想いを持ち続けていた。
入社後は商品開発部に配属され、主力商品の改良に継続して携わる。
現在は開発を牽引する立場として、後輩の育成にも力を注いでいる。
キャリアパス紹介
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入社1年目
開発職として入社し、商品開発を担当
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入社2年目
「赤えび炙り焼き」の改良を担当
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入社3年目
香ばしさの強化に取り組み、2年連続で同商品の改良を担当
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入社4年目
食感や製法の改善にも注力し、美味しさだけでなく品質の安定化にも貢献
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入社5年目
商品開発の中心として活躍中

桂新堂との出会い
「美味しさを多くの人へ」が若手でも叶うと感じて
就職活動では食品業界、さらには開発職に絞って企業を探していました。
私は子どものころからお菓子づくりが好きで、家族に「美味しい」と言ってもらえるのがとても嬉しかった記憶があります。
自分がつくったものをもっと多くの人に食べてほしいという想いを持つようになり、中学の卒業アルバムには「食品の開発をしたい」と書くほど、この仕事に就くことが夢でした。
桂新堂に惹かれたのは、会社説明会や面接で感じた雰囲気のあたたかさに加えて、若手でも開発に挑戦できる環境があると感じたからです。
「桂新堂なら、入社してすぐに夢に挑戦できるかもしれない」と思えたことが、入社の決め手になりました。
私の仕事
試行錯誤の先に見える“納得の一枚”を
商品開発の仕事は、素材選びや製法にこだわり、実験や試作を何度も繰り返しながら、美味しいお菓子を生み出すことです。
新しいお菓子の開発はもちろん、既存商品の改良も行っています。
美味しさはもちろんのこと、生産体制や仕入れ、原価など、さまざまな要素を考慮しながら開発・改良を進めていくのが私たちの役割です。
えびせんべいは、生地を熟成させる工程などもあり、完成までに時間がかかるお菓子です。
そのため、効率を考えて進めなければ、時間が無駄になってしまうこともあります。
目の前の作業だけでなく、先を見据えて計画的に取り組むことが求められます。

この仕事のやりがい
“美味しさの限界”を更新し続ける醍醐味がある
自分たちが試行錯誤を重ねてつくったお菓子が店頭に並び、お客様から「美味しい」と言っていただけること。
それが何より嬉しく、やりがいを感じる瞬間です。
お菓子の開発や改良では、素材の種類を変えたり、焼き方を少し工夫したりと、日々試行錯誤の連続です。
30種類以上を一度に試作・試食することもあり、更なる美味しさを求めて細かな調整を何度も重ねます。
その結果、生まれる味の違いはわずかなこともあり、「この製法が一番美味しい」と言い切れる瞬間は、多くはありません。
それでも実験を重ねる中で、少しずつ“目指す美味しさ”の輪郭が見えてきます。
そうして完成したえびせんべいを、お客様に「美味しい」「前より美味しくなった」と言っていただけたとき、すべての苦労が報われたように感じます。
「美味しさに限界はない」
上司からもらったこの言葉を胸に、これからも美味しさを追求し続けていきます。
桂新堂の魅力
前向きな気持ちを持続できる環境
常に自信を持って挑戦できる環境を、会社全体でつくってくれていると感じています。
半年に一度、上司との面談があり、そこで年間目標の設定やその進捗確認に加え、普段の仕事では見えにくい自分の頑張りや成長を、きちんと評価してもらえる機会があります。
上司から直接褒めてもらえると、改めて自分の成長を実感することができて「もっと頑張ろう」と前向きに仕事に取り組めるようになります。
また、日々の開発業務でも「やってみたい」という気持ちを伝えれば、前向きに受け止めてもらえます。
チームとしてのあたたかさと信頼関係が、安心して挑戦できる土台になっています。
これからの目標
“赤えび炙り焼き”を、もっと先へ
入社以来、ずっと携わってきた赤えび炙り焼きを、これからも進化させていきたいです。
えびせんべいは各社からさまざまな商品が発売されていますが、将来は「えびせんべいといえば、赤えび炙り焼き」と多くの人に言ってもらえるようにすることが今の私の夢です。
そう言ってもらえるようになるまでには、きっと長い時間がかかると思います。
それでも、変わらない定番品でありながら、少しずつ改良を重ねていく。
そして、いつ食べても「美味しい」と感じていただけるように。
そんなえびせんべいづくりを、これからも丁寧に積み重ねていきたいです。
わたしの
えび愛
お客様の「美味しい」が、
私の原動力
桂新堂では職種によって異なりますが、入社後に工場研修や店舗研修があります。
しかし、私が入社した当時はコロナ禍で、予定されていた店舗研修が中止になってしまいました。
そのため、入社5年目にして初めて店舗研修の機会をいただきました。
その研修中、あるお客様から、自分が開発に携わった商品について「これ、美味しいですね」と声をかけていただいたのです。
自分がつくった商品が、確かにお客様のもとへ届いていたことを改めて実感し、胸が熱くなりました。
店舗研修を通して、自社の商品がさらに好きになりましたし、このような機会を設けてくれた会社にも、心から感謝しています。
ある1日のスケジュール
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9:00
始業
メールのチェックや、チームでのミーティング。
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9:30
実験(仕上げ焼き)
試作したお菓子の生地を仕上げ焼き。
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12:00
昼食
工場内の食堂や、工場近くの飲食店などで昼食をとります。
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13:00
実験(水分量の確認)
実験する生地の水分量を確認。
含まれる水分量によって仕上がりの形や食感、味を大きく左右します。 -
14:00
実験(生産性の確認)
実際に生産することを想定し、機械の設定や鉄板の温度、焼成時間などさまざまな条件を細かく確認します。
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16:00
実験のまとめ・
レシピづくり実験結果や味の評価をまとめ、次なる実験品のレシピを考案します。
ときには参考となるお菓子や料理を食べに行ったり、取り寄せたりし、味や製法のヒントになる情報を仕入れます。 -
17:00
報告 打ち合わせ
実験や改良改善についてまとめたものを元に、現場担当者や各工場長へ報告し、今後の計画を立てます。
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18:00
退勤