白いジャケットを着た男性が白い背景の前に立っています。

「理屈通りにいかないからこそ、面白い。」
日々の小さな改善が、品質と信頼をつくり上げる。

生産管理 生産管理 S.I
2022年新卒入社

略歴

2022年新卒入社。
農学部出身。
学生時代は食品の廃材を使って環境にやさしい肥料をつくる研究に取り組む。
入社後は手焼き工場の製造課に配属され、生産管理を担当。
複数の生産ラインを経験し、現在は現場の計画立案を軸に、後輩育成や工程全体の取り回し調整など、現場マネジメントにも広く関わっている。

キャリアパス紹介

  • 入社1年目

    手焼き工場に配属となり、各工程の基礎を習得

  • 入社2年目

    お菓子の製造工程を担当、品質管理や改善業務に取り組む

  • 入社4年目

    人員配置や製造工程の計画立案や仕入を担当、後輩の育成にも取り組む

女性が白い lab コートを着て、機械の前に立っています。

桂新堂との出会い

研修を通して見つけた、生産管理という選択肢

大学では農学部だったことから、就職活動では食品分野に関心を持ち、卒業生が多く在籍していることがきっかけで桂新堂を知りました。
会社説明会や工場見学を通じて、“美味しいおせんべいづくり”を何よりも大切にしている姿勢に強く惹かれたことを、今でもよく覚えています。
また、若手にも積極的にチャンスが与えられる環境だと感じたことも、入社の決め手になりました。

はじめは仕事内容が想像しやすいことから開発職に興味を持ちました。
しかし、入社前の仕事体験で実際に開発と生産管理の業務を体験したことで、生産管理の魅力に気づき、商品をつくる現場に最も近い立場で関われる仕事に魅力を感じ、最終的には生産管理を志望しました。

私の仕事

えびを理解して美味しいお菓子をつくる

生産管理の仕事は、一言でいえば「美味しいお菓子を計画どおりつくる」こと。
まずは美味しいお菓子であることが絶対条件です。
1時間ごとに出来上がるお菓子を試食し、その出来を判断して、必要があれば工程や機械の調整を行います。
海老という生き物を原料にしているからこそ、個体差によるブレを調整するのが腕の見せ所です。
生き物を原料にしたお菓子はあまり存在していないことを考えると、そこに〝えびせんべい″の奥深さを改めて感じます。

美味しいお菓子をいち早くお客様にお届けするのも大切な仕事です。
できたてをお届けすることが理想ですので、生産する中での無理・無駄を削減し、働きやすい環境や、円滑な生産工程の実現にも力を入れています。

できたての美味しいお菓子をお客様に届けたい。
その先にある「美味しい」の一言や笑顔を思い浮かべながら、どんなときでも妥協せず、最善の取り組みを重ねていく。
それがこの仕事の本質だと感じています。

白い衣服を着た二人が微笑みながら並んでいる様子を示しています。

この仕事のやりがい

「限界」の先にある、一歩の挑戦が喜びに変わるとき

「これ以上の改善は難しい」とされていた工程にあえて踏み込み、結果につなげられたときの喜びは格別です。

特に印象に残っているのは、原料の加熱工程における改善です。
従来は手作業で行っていた工程のため作業者の負担も大きく、仕上がりのばらつきも出やすい状況でした。
そこで既存設備の機能を見直し、本来の機能とは異なる使い方をすることで、加熱工程を自動化することができました。
その結果、作業者の負担を軽減し、品質の安定化も実現できました。

製造工程には、手作業でしか実現できない価値もあれば、自動化によって効率や品質を高められる工程もあります。
そうしたバランスを常に考えながら、最適な形を模索し続けることに、この仕事ならではのやりがいを感じています。

桂新堂の魅力

「もっと良くしたい」を受け止めてくれる風土

桂新堂で働く魅力のひとつは、部署の垣根を越えて意見や提案がしやすい環境があることです。
たとえば、生産管理は担当部署の生産に従事するだけではなく、担当外の工程の改善や、新しいお菓子に関わるような提案を行うこともあります。
「このお菓子はもっと美味しくできるはず」と思ったら生産管理として改良に取り組ませてもらえるのです。
それで美味しいお菓子ができれば、そのまま製品としてお客様のもとへ届けられます。

現場で感じた課題を自ら発信し、周囲と連携しながら形にしていけるのは、この会社ならではの風土だと思います。

これからの目標

もっと広い視点で、より良い提案ができるように

今後は、これまで経験したことのない工場や工程などにも関わり、会社全体の流れをより深く理解していきたいです。
同じ商品でも、工場や工程が違えば重視される点も変わってきます。
だからこそ、自分の担当範囲だけでなく、他の工程や現場にも目を向けていきたいと思っています。

そのうえで、生産管理の専門性をさらに高めながら、広い視野で全体最適を意識した提案ができる人財を目指していきたいです。
最も現場に近い立場だからこそ気づけることを、会社全体の価値向上につなげていければと考えています。

わたしの
えび愛

知るほどに深まる、
ものづくりへの思い

入社してからこれまで、さまざまな商品に関わってきましたが、とくに製法や原材料について理解が深まった商品ほど「もっと良くしたい」「自信をもって届けたい」と思う気持ちが強くなります。

製造の現場にいるからこそ気づけること、見えることがあり、それが自分の中で愛着や誇りに変わっていく。
そうした積み重ねが、日々の仕事への意欲にもつながっています。

ある1日のスケジュール

  • 9:00

    始業

    当日の生産内容の再確認、生産の準備。

  • 9:10

    生産開始(品質確認)

    生産状況の確認、品質チェック(仕上がり確認、試食、包装チェック)。

  • 12:00

    昼食

    工場内の食堂や、工場近くの飲食店などで昼食をとります。

  • 13:00

    生産再開(進捗率確認)

    予定に対する進捗状況を確認し、翌日の生産予定を見直します。
    進捗が芳しくない場合や機械トラブル、不良が多い時などは、メンテナンスチームや工場長と早急に対策を打ちます。

  • 16:00

    生産終了

    予定数に対する出来上がりはどうかを確認し、生産における改良・改善点の洗い出しを行い、対策案を考えます。

  • 16:15

    生産計画の立案、
    資材や材料手配

    今後の生産計画を立てたり、生産で必要な原材料や資材を発注します。

  • 17:00

    現場環境の
    改善や5S活動

    現場で作業しにくい点はないかを確認し、生産効率を上げるための改善に取り組みます。
    また、現場の表示や清掃といった5S活動など*安心・安全なお菓子づくりのための環境を整えます。

  • 18:00

    退勤