新しい年のはじまりに、家族でめでたさを分け合う

「あけましておめでとう!」と、にぎやかな声に包まれるお正月。

家族や親族が集まって新しい年を寿ぐこの習わしは、古くから日本で受け継がれてきた、人と人をつなぐ大切な節目です。

もともとお正月は「歳神様」を迎え、家族の健康や豊作を祈る行事でした。

歳神様をお迎えするために家の中や食卓を整え、親しい人々が集まって食事を共にする習わしが、長い年月を経て「家族そろって過ごす」という今のかたちに結びついているといわれています。

家族が集うお正月は、互いに「おめでとう」「今年もよろしく」と改めて伝えあい、ゆったりと一緒に過ごす特別な時間。

帰省して久しぶりに顔を合わせる人を囲みつつ、他愛もない会話を交わして同じ時間を過ごす、そこにはふだんの生活ではなかなか得られない「つながり」の豊かさが宿っています。


えびせんべいの縁起を、家族みんなで分け合う

家族が集まってくる団らんの卓には、やはりお菓子やお茶が欠かせません。

特にお正月は、そこに「めでたさ」を添えてくれるお菓子や、新しい年を迎えるこの時季にだけ出会えるお菓子が、より一層喜ばれます。

えびは、長いひげや丸まった腰の姿から「長寿の象徴」とされ、古くから縁起物として親しまれてきました。

その姿にこめられた願いを噛み締めるようにいただく、香り高く上品なえびせんべいもまた、お祝いの席、団らんの席にぴったりのお菓子といえるでしょう。


桂新堂では、そんな新春の訪れを彩るえびせんべいを、毎年ご用意しています。

新年の干支や富士山、「今年もよろしくお願いします」のメッセージを描いた、お正月限定の詰め合わせです。

晴れやかな新春の空気に寄り添うやさしい色合いと、えびせんべいにさりげなくあしらった和の吉祥柄に込められた願いが、お正月のひとときをいっそう華やかにしてくれます。

いろいろな種類のえびせんべいを、家族で分け合い、語り合いながら味わうひととき。

豊かなえびの香りと、サクッ、パリッと楽しい音が響きます。

「今年もよろしくね」「健やかに元気で過ごせますように」という思いを、家族のあいだに結んでくれる大切な時間です。


とっておきのお菓子を囲んで、新しい一年へ

お正月に家族が揃うこと。

単に一年のはじまりを言祝ぐだけでなく、同じ空間を分かち合い、心を通わせる時間を持つことに意味があります。

卓を囲み、お菓子を味わいながら交わす会話。

湯気の立つお茶と、とっておきのお菓子が並ぶ食卓に、自然と笑顔が集まります。

そうした時間が心に温もりを灯し、家族のつながりを深めてくれるのはもちろん、心に残る、幸せなお正月の記憶となるのでしょう。

お正月、あなたはどんな時間を過ごしたいですか。

喜ぶ家族の顔を思い浮かべながら選ぶお菓子が、その答えを教えてくれるのかもしれません。

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