2024年も残りわずか。
桂新堂からは毎年、新年のご挨拶にぴったりの詰合せ「年賀状せんべい」をご用意しています。
年末年始の桂新堂売場はいつも大忙し。
今年もこの時期が来たと気合が入ります。
年賀状えびせんべいに描かれている「凧」や「獅子舞」、「羽根つき」などは、お正月の風物詩としてよく目にするモチーフですが、実物を目にして触れる機会は少なくなってきているように感じます。
ただ、こういった日本古来から続く風習には厄払いなどの意味があり、健やかに過ごしていけるようにと願いが込められています。
昔の風習すべてを行うことは難しいですが、生活の中に少し取り入れるだけでも晴れやかな気分になりますし、自身や家族が健康でいられますようにとお願いできた!とちょっとした達成感が得られます。
お正月の風物詩に少しでも興味をもっていただければと思い、年賀状えびせんべいに登場したモチーフを深堀りしてみました。
干支の置物(巳)
2025年は巳年。
蛇は、脱皮を繰り返して新しい姿に生まれ変わることから「変化」や「進化」の象徴とされています。
年賀状えびせんべいの包装紙や、中のえびせんべいにも巳の張子を描いています。
干支の置物は、その家の家内安全を祈る縁起物。
置く場所は、よい気を運んでくれそうな玄関や、家族が集まるリビングなどが良いとされています。
小さなお子様がお家にいるご家庭には、紙粘土での手作りもおすすめですよ。
正月遊び(凧揚げ・羽根つき)
昔から伝わる正月遊びにも、それぞれ意味が込められています。
凧揚げは奈良時代頃「男の子の誕生を祝い、成長を祈る」。羽根つきは「その1年の厄払い」になると言われてきました。
お正月は日本の伝統的な遊びを楽しむにはもってこいのイベント!
電線や木が邪魔しない河川敷や広い公園で、ぜひ楽しんでみてください。
獅子舞
獅子舞もお正月には欠かせない伝統芸能。元旦には、大きな神社や町内で獅子舞が披露されます。
賑やかなお囃子(太鼓や笛で盛り上げる音楽)にのって練り歩く獅子舞は、お正月のめでたさを盛り上げる風景。
獅子に頭を噛んでもらうと一年、無病息災だといわれています。
獅子舞イベントは全国各地でやっています。ぜひ頭を噛んでもらいに行って、一年の健康をお願いしましょう。
絵馬
お願いごとを書き記す絵馬はお正月だけに限らず、観光で神社に訪れた際にも書く機会があるので、慣れ親しんでいる方も多いのでは。
神様の乗り物である生きた馬を奉献したことが「絵馬」の始まり。
やがて、馬の像や木板に描かれた馬の絵が、これに代わり奉納されるようになりました。
絵馬には「叶えたい目標や夢」「解決したい悩み」を、それが実現した未来を具体的に想像しながら明るい気持ちで丁寧に書き込むのが良いでしょう。
出来るだけ具体的にお願いを書くと、神様もサポートがしやすくなるとか。
日本文化に触れる機会も少ない現代の生活の中で、お正月はいろんな風習に親しむ良い機会です。
自分や周囲の健康や幸せを願いながら、お正月を楽しんでくださいね。