えびせんべいに、チーズを添えて。香りと旨みが引き立つ組み合わせをご紹介。

香ばしいあられとチーズの絶妙なコンビネーションは、お菓子好きなら誰しも一度は味わったことがあるはず。

サクサクと軽やかな食感とほどよい塩味が、チーズのコクと相まって、格別な美味しさを生み出します。

スーパーで気軽に手に入るものから、高級ギフトにも使われる特別なものまで、その人気は言わずもがな。

 

では、あられではなく「えびせんべい」とチーズの相性はいかがでしょうか?

 

えびせんべいの特徴といえば、ひとくち頬張った瞬間に広がるえびの豊かな香り、そして噛むほどにあふれ出す濃厚な旨み。

この強い個性は、チーズの持つ独特の風味や香りとどこか通じるものがあります。
そんな2つを合わせて楽しむことで、口の中で新たなハーモニーが生まれます。

 

桂新堂のえびせんべいも「濃厚なえびの香り」と「凝縮された旨み」が特徴で、チーズとの相性もバッチリ。

そんな桂新堂のえびせんべいとチーズのぴったりな組み合わせを探ってみました。


チーズの種類

チーズにはさまざまな種類がありますが、大きく分けて「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ(ナチュラルチーズに乳化剤などを加えて加熱して溶かし、再び成形したもの)」の2種類に分類されます。

今回は、ナチュラルチーズの中から個性豊かな6つのタイプをご紹介し、それぞれに合うえびせんべいをご提案します。

 

フレッシュタイプ

まさに“生きている”チーズ。熟成を行わないため、ミルクのフレッシュな風味が楽しめます。水分が多く、軽やかでクセがないのが特徴。
〈例:カッテージチーズ、クリームチーズ、モッツァレラなど〉

 

白かびタイプ

表面が白カビに覆われており、熟成が進むと中がとろりと柔らかくなり、深い味わいを堪能できます。
(例:カマンベール、ブリ・ド・モーなど)

 

青かびタイプ

中に青カビを繁殖させて熟成させるチーズで、塩気と風味が強いのが特徴。好みが分かれますが、根強いファンも多いです。
(例:ゴルゴンゾーラ、ロックフォールなど)

 

ウォッシュタイプ

外皮を酒や塩水で洗いながら熟成させたチーズ。匂いは強めですが、その中身は驚くほどクリーミー。チーズ好きの中でも通好みの一品です。
(例:エポワス、タレッジョなど)

 

セミハードタイプ

プレスして水分を減らした、比較的硬めのチーズ。保存性が高く、クセが少ないため、チーズ初心者にもおすすめです。
(例:ゴーダ、サムソーなど)

 

ハードタイプ

セミハードよりさらに水分を少なくし、熟成期間を長くとることで生まれる濃厚な旨み。固さの中に凝縮された風味が魅力です。
(例:パルミジャーノ・レッジャーノ、グリュイエールなど)


えびせんべいとチーズのおすすめの組み合わせ

車えび姿焼き

活きたままの車えびを半分にスライスし、鉄板で挟んで焼き上げた海老菓子。パリッとした食感とえびの香ばしさを楽しめます。

おすすめチーズ → ウォッシュ、セミハード、ハード
車えび姿焼きには、えびの濃厚な香りに負けないウォッシュチーズを選びました。
単体で食べるとやや癖のあるウォッシュチーズですが、一緒に味わうことでお互いの旨みを底上げしてよりリッチな味わいに!
 
セミハードチーズをスライスして添えたり、ハードチーズをすりおろして振りかけたりするのもおすすめです。


赤えび炙り焼き

プリっとした身と濃厚な旨みが特徴である赤えびの美味しさを、ぎゅっと凝縮した濃いめの一枚。

おすすめチーズ① → セミハード、ハード
濃厚な味わいの相乗効果が楽しめる、セミハードチーズと赤えび炙り焼き。サラダに砕いた赤えび炙り焼きと小切りのチーズをトッピングすると、さまざまなお酒やドリンクにマッチする一品になりました。

 

おすすめチーズ②→フレッシュ

クリームチーズなどのフレッシュタイプチーズを赤えび炙り焼きに塗って、カナッペ風に。

さらに上からはちみつをかけたところ、甘じょっぱさがたまらない至福の味わいを楽しむことが出来ました。


甘えび炙り焼き

甘えびのお刺身のような、口の中でとろける甘さとほろほろとした食感と深いコクが楽しめるえびせんべいです。

おすすめチーズ → フレッシュ、白かび、青かび
桂新堂のえびせんべいの中でも軽い食感を持つ甘えび炙り焼きには、柔らかい食感のチーズがよく合いました。水分が多いフレッシュチーズや、クリーミーでクセの少ない白カビチーズと合わせると軽やかな味わいが楽しめます。

 

また、香りや塩味が強めの青カビチーズと合わせても、甘えび炙り焼きの素直さがほどよく青カビチーズにより添い、少しクセのある風味が新鮮な味わいをもたらしてくれました。


えびせんべいの和のイメージと、チーズの洋のイメージ。

一見違う二つの食材ですが、香りと旨みという共通点から、驚くほど調和した味わいを楽しむことができました。

みなさんもぜひ、えびせんべいとチーズの新たなマリアージュを試してみてください。

 

料理監修:株式会社自由ヶ丘クッキングスタジオ代表 鈴木あゆみさん


 

↓ご紹介したえびせんべいが味わえるお品はこちら

海老づくし(2カップと6袋入) ¥2,700(税込)

赤えび炙り焼き(10袋入) ¥1,080(税込)

甘えび炙り焼き(6袋入) ¥972(税込)